4月29日 観測場所−4
入間市2級基準点NO.2064
上空は開けているが近傍に建物あり。建物の影響はあまりないような気がする。比較的近くに看板あり、マルチパスが若干心配
前の3点より条件は若干良くない様な気がするが、ここが駄目ならもっと悪条件の場所は沢山ある。この条件で使えないのならこのRTKシステムは使えない事になる。
既知点成果 緯度 35°48′05.9309″ 経度 139°19′54.7276″
X= −21890.409 Y=−45322.497 (\系)
FIXしなかった。というより風が強くてアンテナが安定しなかったので観測中止
次回に続く〜前回の続き
前回は風が強くて観測を中止したのですが、それにしてもFIXしませんでした。
看板によるマルチパスが心配だったので、問題なさそうな所までRoverを移動させて観測したのですがなかなかFIXしませんでした。原因がわかりません。
その続きです。
5月1日観測
同条件でRTKシステムをセットして観測開始 今日は30秒でFIXしました。
Ratio50超になるまで50〜60秒
前回はいったい何だったのでしょう。
Ratioが50を超えても瞬間的にFloatに戻り、再FIXしRatioはすぐ50を超える現象がありました。たぶん心配していた看板によるマルチパスの影響なのかもしれません。
観測結果は 緯度 35°48′05.9297″ 経度 139°19′54.7285″
X= −21890.446 Y=−45322.475 (\系)
較差 X=−0.037 Y=+0.022
マルチパスはミスFIXを引き起こします。十分注意しなければなりません。
目安としてRatioが十分上昇し、数値が安定してきたら安心です。
上空が開けた好条件の観測場所で、FIXしたと言って喜んでばかりでは先に進みません。今度は条件の悪くない住宅街でRTKシステムを試してみました。
道路脇にある2級基準点(既知点)です。
道路幅は8mくらいあって建物は道路から離れたところに立っています。近くに街路樹がありますが背は高くありません。3mのポールの先にアンテナがありますが、離れた位置から見ると仰角15度以上の範囲内に建物や、樹木がかかるような気もしますがFIX時間 観測結果は結構良いものでした。
5月1日 観測場所―5
FIXするまでの時間1分30秒程 Ratio50超の時間1分50秒程
既知点成果 緯度 35°48′51.9232″ 経度 139°19′49.8154″
X= −20472.374 Y=−45438.544 (\系)
観測結果は 緯度 35°48′51.9214″ 経度 139°19′49.8165″
X= −20472.430 Y=−45438.516 (\系)
較差 X=−0.056 Y=+0.028
道路が広い第一種低層住居専用地域は使えそうです。
以上でした。
2018年05月02日
既知点でのRTK精度実証実験(その3)
posted by Y-NAMISOKU at 08:35| Comment(0)
| 実証実験
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